コスモス『アフタヌーンホワイト』

今日の出会い花vol.14

品種:コスモス『アフタヌーンホワイト

産地:神奈川県 東花園

出会い花シリーズは、コスモス『アフタヌーンホワイトです。

 今日は、大型の台風が関東を直撃しました。

冠水や停電などで、交通網にも大きな被害をもたらした、

とても激しい台風でした。 

大雨の中、仕事をしていて、ふと頭に浮かんだことは秋の訪れと、淡い思い出でした。

内容は秘密にしておくことにしておいて、その思い出の光景に

いつもそっとたたずんでいたのは、コスモスでした。

コスモスを見ると秋の訪れを楽しみに迎えられます。

ホワイトアフタヌーンは、壮絶な深夜からお昼までの作業の後

すこしホットした時に、目に入ってきました。

ふたたび思い出がよみがえってきました。

それも先程よりも少しはっきりと、情景や匂いまでよみがえってきました。

すると、これまでの疲れを真っ白に忘れさせてくれました。

そばだった感情は、見る見るうちに穏やかになっていくのでした。

今日の出会いはそんな白いコスモスとの午後の出会いでした。

 

 

本日ご紹介したコスモス『アフタヌーンホワイト』

またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは 

株式会社フローレ21葛西店
森田までお願いします。
TEL:03-5659-8750
▼SNSでシェアする▼

カーネション『ピエット』

今日の出会い花vol.13

品種:カーネーション『ピエット

産地:コロンビア

出会い花シリーズは、カーネーション『ピエット』です。

 

花弁がクリームから淡い淡いオレンシに縁取られており、そこから中心へかけて

深い何とも言えない赤をしています。

私にはまだ、この深い赤オレンジ?色を形容するボキャブラリーがありませんが、

とても情熱的で深い色だとこの花を見て感じてました。

中南米な感じがして、暑い暑い今日この頃、ラムをクイッと飲みたくなります。

是非この深い色味を見て感じて頂けたらなと思ってやまないです。

格好の良いアクセントとしても、温かみのある優しいアクセントとせても

お使いになれるのではないかと思います。

この暑い中、たくましくも咲いてくれている多くの花達と共に

この夏を乗り切りたいです。

 

本日ご紹介したカーネーション『ピエット』

またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは 

株式会社フローレ21葛西店
森田までお願いします。
TEL:03-5659-8750
▼SNSでシェアする▼

WeekendFlower「バンダ」

ある日一枚の絵葉書が届いた。厳密に言うと、届いたのではなく数人の友人知人を介しての手渡しだった。

表面には僕の名前。裏面には波にさらされた流木に1本のバンダが添えられていた。そして短いメッセージ。

「ここは、あなたが思ってるより素敵なところよ」

なんとも、彼女らしい。

彼女と会ったのは、当社が主催する接待の食事会。僕がする方で彼女がされる方。

もっともお互い小さな会社で、接待というよりも、「夏だし、会社のお金で飲み会しますか?」的な感じだった。

その食事会で若い男性社員が僕だけだった事もあり、いつのまにか僕の周りには女子が集まっていた。

一見ラッキーにも思える雰囲気だけど昨今はそうもいかない。敬称を間違えると男尊女卑、楽しく酔ったつもりがモラハラ、最近はうかうか酔ってもいられない…。

そんななか1人の女性が遅れてやってきた。一応この輪に入るようだけど少し酔っているようだ。みんなが楽しく談笑するなか、彼女は酔って寝ているのか黙って聞いているのか、頬杖をつき目を閉じたままだった。

程なくして彼女がこう言う「貴方はとてもモテるでしょう?あっ、大丈夫。この質問に回答は要らないわ。だって貴方の答えが想像つくから。」

「貴方と話していると優しい気持ちになれて安心するけど、どの話もドキドキしない。つまり貴方は退屈な人」

 

その時僕はどんな顔をしていたのだろ?

 

彼女が話し終えると同時ぐらいに同僚の女子が彼女の口を抑えていた。なんでも、酔うと絡む癖があるらしい。

それからひと月もしないうちに、彼女が会社を辞めたと聞いた。原因までは伝わってこなかったけど、なんとなく釈然としない日々が続いた頃に届いたのがこのエアメール。

 

お盆に帰省する田舎もないし、行っときますか。

Webで航空券を予約する。目的地はインドネシア、マルク諸島。

君はここにいるんでしょ?そのバンダ海に。

Fin…

こんにちは。

最近までは寒い寒い言っていた今夏ですが、取り戻してきましたね、暑い!。

さて、今回はバンダ。インドネシアにはバンダ海というスクーバダイビングの聖地があるんです。そのバンダつながりで、バンダ(笑)

彼女は、彼を試したようですが見事に当てたようですね。お幸せに。

 

本日ご紹介した「バンダ」ほか「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは

株式会社フローレ21葛西店

長友まで。

▼SNSでシェアする▼

ケイトウ『石化ケイトウ染ブルー』

今日の出会い花vol.12

品種:ケイトウ『石化ケイトウ染ブルー』

産地:茨城県 山中 智

出会い花シリーズは、石化ケイトウの染です。

今回は少し変化球ですが、梅雨があけたようで一気に蒸し蒸しの夏がやってきました。

そこで、ただの爽やかではなく、浜辺の一角あるお洒落なカフェのテラス席で

暑い日差しの中パラソルの下で飲みたくなるような、爽やかカクテルを連想させてくれます。

ジンベースにグレープの酸味とブルーキュラソーの爽やかな色味と甘みを加え、しっかりとシェイク

少しシャーベット状になったそれをカクテルグラスに注げば、まるでそれは、石化ケイトウ染ブルーですw

これは前回、葛西店柏木が紹介させていただいたバニラの生産者と同じ山中 智さんです。

シーズンを向かえたケイトウの可能性を広げて楽しませてくれます。

ぜひ一度、山中 智さんの石化ケイトウをお使いいただけたら幸いです。

他にも濃ブルーに染められたミッドナイトなカクテルもご用意しておりますw

本日ご紹介したケイトウ『石化ケイトウ染ブルー』

またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは 

株式会社フローレ21葛西店
森田までお願いします。
TEL:03-5659-8750
▼SNSでシェアする▼

エレンジューム「マーベラ」

北海道・北空知のエレンジューム「マーベラ」

写真では伝わりにくいかもしれませんが、八重咲の、とてもエアリーなライトブルーです。

おすすすめしておきながら恐縮なのですが、なかなか入荷が無く・・・

本日ご紹介した「マーベラ」ほか「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは
株式会社フローレ21
葛西店
まで。
TEL:03-5659-8750
▼SNSでシェアする▼

WeekendFlower「ベルガムナッツ」

あの時、ほんの少し時間がずれていれば、もしかしたら僕の人生も違っていたのかもしれない。ほんの少し、僕に勇気があれば。

時折吹く風が、校庭を囲む小さな森の木々を揺らしていたのを思い出す。

降り注ぐ夏の太陽が作る僕の影はまだ小さく、これからまだ暑くなることを感じさせる夏の午後だった。

あの夏に変わった制服のシャツ。夏でも長袖だったのが半袖になり、襟も開襟となった。みな真新しいシャツを汚さないようにしていたから「良いとこの生徒さんみたいだね」そう言って近所の駄菓子屋さんのおばさんにからかわれていた。

 

同窓会の案内が届いたのは一か月前。今まで一度も届かなかった案内状がなぜか今年初めて届いた。

封筒の裏に書かれた発起人の1人、その女性の名前をみて僕は小さく微笑む。まだ寒い冬の下校の途中、無理やり手渡された2月のチョコレート。

「これは義理だからね」と書かれたメモが添えてあった。自転車を立ち漕ぎして帰って行く彼女の後ろ姿を思い出したから。

 

「つぎとまります」。手元のランプが点灯するのと同時に「森山中学校入口」という案内がバスの中に流れる。20年ぶりに訪れたこの町は、何かが大きく変わったということはなく、ただ20年前の時間が流れた町だった。町で一番高かった3階建ての役所は今でも一番高く、あの年に新築された公民館は、今では風情のある建物になっていた。

僕は同窓会より1日前にこの町にやってきた。あの夏の午後が取り戻せることなんて出来っこないことを知っているのに。

 

あの日、教室の窓から見える校庭の端の小さな花壇に水を上げる女の子がいた。「義理チョコのお礼を言わなきゃ」。僕は皆に気付かれないよう教室を出て花壇へ向かう。夏の日差しが作る僕の影はまだ小さい。ふと校舎の屋上のベルが午後の授業開始を告げる。

「また今度にしよう」

ベルに促され教室へ引き返す途中、小走りにかける隣組の男の子とすれ違った。

教室へ戻り、見たくはない景色を思いながら義務の様に窓の外の花壇を見つめる。楽しそうな2人の影が見えた。

あの時、ほんの少し時間がずれていれば、もしかしたら僕の人生も違っていたのかもしれない。ほんの少し、僕に勇気があれば。

Fin

今日のご紹介は、ユーカリ「ベルガムナッツ」。ベルの形をしたドライにも適した花材です。

ベル?学校のベル?少し強引なショートショート(笑)

本日ご紹介した「ベルガムナッツ」のお問い合わせ、
またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは、
株式会社フローレ21
葛西店 長友まで

 

▼SNSでシェアする▼

西洋ニンジンボク

産地 和歌山県 生産者 JAありだ

すみれ色のかわいい花をつけた動きのある花を発見♪ 店頭でも即完売。

落葉低木で生育旺盛だそうです。花と葉にも香りがあるみたいです。

ドイツではハーブとして用いられていた歴史があります。

写真がボケていて良さが半減しているのが残念・・・スミマセン。

 

次に店頭に並んだ時はよーく観察してみます!

 

                                       本日ご紹介した「西洋ニンジンボク」のお問い合わせ、
                                     またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは、
                                                     株式会社フローレ21
                                                            葛西店
                                                     TEL:03-5659-8750
                                                     鈴木までお願いします

 

 

▼SNSでシェアする▼

SPバラ『エレガントクィーン』

今日の出会い花vol.11

品種:SPバラ『エレガントクィーン』

産地:愛知県/ローズマート出荷組合

出会い花シリーズは、SPバラのエレガントクィーンです。

前回のフワリと同様に、やさしい淡いオレンジ色をしたSPバラです。

花弁の形が少しフリンジになっていて、まさにエレガントです。

優しさと美しさを兼ね備えたクィーンなわけですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

マトリカリアなのど草花と一緒に束ねたら可愛いかもです。

梅雨はもう少し続きますが、素敵な花のやさしさに包まれたなら、

憂鬱な雨模様の中に、いくつか素敵を見つけられるかもしれません。

日々の生活の中にささやかなゆとりを作っていけたらいいですね。

 

本日ご紹介したSPバラ『エレガントクィーン』

またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは 

株式会社フローレ21葛西店
森田までお願いします。
TEL:03-5659-8750
▼SNSでシェアする▼

WeekendFlower 「クロニクル」

特にすることもなかったから始めた寝室奥のクローゼットの整理。

奥に進むにつれ、殆ど袖を通さなくなった時代遅れの洋服や勢いで買ったスノーボード、捨てるには惜しいからって取ってあるハードカバーの小説など、次々に出でくる。

どれもそれぞれの思い出があって、なるほど整理作業が進まない。

ふと気がつくと、見たことのない古ぼけた段ボール箱が、これもまた殆ど気なくなったロングコートに埋もれポツンと置かれていた。

「これ、僕のじゃないな」

そう独りごち、少し剥がれかけたガムテープを静かに剥がして行く。

飛び込んできたのは、RadoDiastar

随分と昔に父が愛用していた古い時計だ。大事にしていたのに無くしてしまったと聞いていた時計。

箱の中身を解いて行くと、出てくるのは父の数々の歴史。

まだ若い父が、今ではクラシックカーと呼ばれる新車の隣で得意げな笑顔で写っているモノクロの写真。

見ているこちらが恥ずかしくなるほど裾の広がったズボンを履いた父の写真。

今では考えられないが、タバコを加えながら笑顔で電話対応しているサラリーマンな父の写真。

岡本太郎の太陽の塔が写っているという事は大阪万博だったかな?やっと写真がカラーになっている。

デジャブなんだろうか。この塔が、どこかで見たガーベラのようで不思議だ。

そういえば、母とは大阪万博で知り合ったと言っていたから、小さく写っているこの女性は多分僕の母親なんだろう、こんな顔をしていたんだ。

今では自分が誰だかわからなくなってしまい、一人施設にいる年老いた父。

多分、そんな自分の異変に気付いた父が、大事なものだけを仕舞った父の歴史。

どれもこれも抱え難い記憶の重みのあるものなのだろう。

記憶を失って行く自分が、大切な数々の思い出を捨ててしまわないように僕の引越し荷物に紛らせたのだろう。

小さな箱の中に広がる父のクロニクル。

明日、久しぶりに父を見舞おうと思う。左手に腕時計をする父に倣って、左手にRadoのDiastar.

 

今日ご紹介するさぎやまさんのガーベラ「クロニクル」。なんとなく岡本さんの太陽の塔に見えて・・・。でもクロニクルという名の由来、知りたいですね笑

本日ご紹介した「クロニクル」のお問い合わせ、
またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは、
株式会社フローレ21
葛西店 長友まで
▼SNSでシェアする▼

SPバラ『フワリ』

今日の出会い花vol.10

品種:SPバラ『フワリ』

産地:愛知県/ローズマート出荷組合

出会い花シリーズは、SPバラのフワリです。

フワリはやさしいやさしい淡いピンク色をしたSPバラです。

花弁の形も、またその集まり方も、柔らかくふわっとしていて

フワリという名前がピッタリなSPバラです。

アレンジメントや花束に添えたら、全体の印象を優しくしてくれそうなくらい、

さりげない優しさを持っている様に感じられます。

それは、花の置かれた空間の印象に繋がります。

梅雨入りをして、雨の日も増えてきて

気分も下がってしまう日もあるかもしれません。

そんな雨の日は、お部屋にフワリを添えて、穏やかに時間を過ごしましょう。

本日ご紹介したSPバラ『フワリ』の

またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせは 

株式会社フローレ21葛西店
森田までお願いします。
TEL:03-5659-8750
▼SNSでシェアする▼