ご挨拶

「花の価値」

34期目の決算を無事終える事が出来ました。社長を務め4年、この数年の厳しい社会情勢の中、目標にしていた数字を達成できたことに少し安堵しています。

これもひとえにフローレ21を支えて頂いている多くのお客様、また弊社社員並びにパートスタッフ、関係各位のお陰と感謝致しております。この場をおかりし御礼と感謝申し上げます。今後も変わらぬご支援、ご鞭撻を受け賜わりたくお願い申し上げます。

昨年9月、半期が終わった頃からコロナ規制緩和が始まり、世の中の行動制限が徐々に解かれていきました。今期4月に入り、この数年苦しんできた観光業や飲食業などに消費マインドは移り、在宅勤務など巣篭り需要といわれた消費は一旦落ち着きをみせてきています。

コロナ禍では自宅を含めた多くの場所で花・植物需要が生まれ、今まで購入頂けていなかった年齢層にもお花や植物に興味を持って頂き楽しむ機会が生まれたと思います。花業界全体が心配していた需要落ち込みはなく、活気づいた2年間だった様にも思います。

世の中は今、毎月数千品目の値上げが発表されており、今後もその値上げは続くと言われています。この様な厳しい状況下で、お花の価値を消費者にどの様に伝えていくか、それぞれの立場でしっかりと取り組んでいかなければいけません。

本来植物がもっている生命力、美しさ、また花にしか出せない色や造形、匂い、鑑賞するだけではなく育てる楽しみや、活ける事、束ねる事、また心のゆとりや癒しを生んでくれる、たくさんの効果や価値を持ちわせているお花や植物たち。

私たちを含め生産者から卸売業、小売業に携わるすべての花業界の人たちが「花の価値」を再度認識し、花の持っているあらゆる価値を高め、世の中に伝えていく事が必要です。

綺麗で美しいお花が持っている力を最大限引き出し、お客様に繋いでいくことが重要です。

今こそお花の価値が試されるときです。これからが正念場です。
苦しい時ほど初心を忘れず、信念をもってその事を伝えていきたい。

皆様とともにそのような取り組みをしていきたいと思っております。
今年度も宜しくお願い致します。

「花は人を幸せにできる」

2023年6月

株式会社フローレツエンティワン
代表取締役社長 小池 雅也

▼SNSでシェアする▼