カルミアは躑躅科の中のカルミア属の植物。アメリカシャクナゲという別名も持っ
ています。コンペイトウの様な形の蕾が沢山ついていて、可愛らしい表情を見せて
くれています。
一房に付く蕾がとても多いためか、水揚げが悪い印象があります。またとても硬い
木ですので、水が下がらない工夫が必要です。
それでは、判決を申し渡す。
主 文
被告人を、「1週間、口聞かないの刑」並びに「1ヶ月のお小遣い50%減額の刑」に処する。
だだし、この裁判確定の日から5年間その刑の執行を猶予する。訴訟費用は被告人の負担とする。
理由
(罪となるべき事実)
被告人は平成29年4月22日、日本国民の既婚男性が日頃の感謝を込め、奥様にプレゼントを贈る「良い夫婦の日」を忘却し、仕事とはいえ、会社の同僚と飲み明かし、深夜に帰宅したものである。
(法令の適用)
罰条 : 新婚法41条22項、23項
刑種の選択 : 心身消耗の刑並びに貧困の刑
宣告刑 : 22項実刑1週間、23項、実刑1ヶ月
刑の執行猶予 : 新婚法条100条(5年間執行猶予)
(説諭)
本来は、執行猶予なしの実刑相当であるものの、情状証人である同僚の証言に基づき、執行猶予相当とした。
(情状証人証言)
被告人が深夜まで飲み明かし、既婚男性の責務を怠った事実は覆せないものの、飲み会の始終、原告である妻の自慢話をし、かつ原告の好きな色の紫の花で作られた結婚記念日1年目のプレゼントブーケを内緒で用意していた事実が判明した事を考慮した。
だだしそのブーケは、酔った事により行方知れずという事を申し添える。
被告人は翌日以降、献身的に原告の機嫌をとる努力を行ない、十分反省している。よって再犯の恐れもないと判断し,被告人を主文の刑に処した上,その刑の執行を猶予することとする。
よって,主文のとおり判決する。
平成30年4日22日 「良い夫婦の日」
さて、今回のシラー。とても素敵なラベンダーカラーの花材。
ムスカリでもヒヤシンスでもなく、スカビオサでも出せないこの雰囲気。個人的に、大フェイバリット(笑)
ある日、ふと気になって調べた。鳥の糞が頭に当たる確率はどのぐらいなんだろうか?と。
おおよそ400万分の1らしい。
もしこの地球の生存者が僕だけだとすると、11,000年生きてると1度ぐらい当たる計算。
論拠の素材は、地球の陸地面積、頭頂の面積、糞の面積、地球上の人口と鳥の総個体数、そして鳥の排泄数。
もっともこの確率、日本の人口割合でいうと、1日/30人弱。これが多いのは少ないのかわからないけど、去年1億円以上の宝くじに当たった人も30人弱らしい。
ただ、僕の身近に、糞も宝くじも当たった人がいないってことは、相当に想定外な出来事なんだろう。
あの日は、朝からついてなかった。
普段、1時間で着く空港までの距離。GWということもあり、サンデードライバーによる事故があちらこちらで頻発していて、ようやく到着したのは搭乗開始時間。あんなに走ったのは何年ぶりだろうか。
今思えば、あんなに走らなくてもよかったのかもしれない。その飛行機は悪天候のため羽田に引き返すことになるのだから。
12時間後、無事到着したフランス・パリ。まーよくある話だから、ある程度想定内の国鉄職員のストライキ。市内までタクシーで行く羽目になり、余計な時間とコストは想定外。。。
嫌な予感がしたものの、特に問題なくチェックイン出来たホテル。元来ホテルは宿泊できれば良いのだが、このホテルを予約した大きな理由はここのレストランが楽しみだったから。
改装するのがわかっていれば別なホテルに予約したのに・・・。
とても魅力的で女性的な男性フロントマンに紹介されたビブグルマンに到着したのは、日本の自宅を出てから30時間後。想定外の連続の末、やっとたどり着いた美食の国でのディナー。アペリティフを口に運ぶその瞬間、その日最後の想定外が僕の前を横切る。
10数年前、つまらないことで喧嘩になり、その後音信普通になってしまった遠い日の恋人。ただ一言謝りたくて、方々探しても連絡が取れなかったその恋人。今、僕に気づかずに、僕と背中合わせに座っている。
レストランのギャルソンに、無理を言って買ってきてもらった白い花のプチブーケ。そう、今日は5月1日。Jour du muguet「すずらんの日」。フランスではこの日、愛する人にすずらんを贈り、贈られた方には幸せが訪れるという。
「久しぶり、お元気そうで。」
そういう僕に、ゆっくりと振り向いた彼女が小さくつぶやく。今日は想定外な事ばかり・・・
今週は、ようやく動き出したスズラン。
フランスでは、こんな素敵なずずらんのプレゼントの習慣があるんですね。なんとも愛くるしい花材です。
そんなすずらんのお問い合わせ、またはその他「お花の仕入れ」については葛西店・長友までお願いします。