とてもいい色のスプレーバラ。
情熱的なマットな赤ピンク色が洗練された印象を与えてくれます。
日量はとても少ない薔薇ですがご用命が有る際は是非ご一報を!
愛知県 TOKIYAガーベラ
ビーバップ BE-BOP
意:モダンジャズの一種
リズム主体でアドリブ先行自由度の高い演奏
転じて自由奔放・気まま・移り気
50年代アメリカのロカビリー歌手のジーン・ヴィンセントが
“BE-BOP-A-LULA”なる曲をリリースし数多くカバーされるロックの定番です
Be-Bop-A-Lula,she’s my baby〜♪と 歌うラブソングでした(のろけソング?)
そんなビーバップですが
今はやりのセミダブル・ポンポン系
アプリコット系オレンジ〜ピンクの複色 なんとも言えない色味
この季節にぴったりですね
「なんでだろう、ドキドキしてる。」
東京では珍しい、地下鉄の始発があるこの街に越してきたのは7年前。
会社での、実ることのない不毛な恋愛にけりを付け、過去の記憶のリセットと追憶からの逃避をすべく、わずかな退職金と、あいつからの気持ちばかりの手切れ金で、この小さな花屋をオープンさせた。
越してきたころはまだ空き地や畑も残っていたこの街も、いつの間にか大きなマンシょンが立ち並び、新しいお客まさも増えてきた。
「ニママ、今日はこれにするね」
最近出来たマンションに越してきたというサッカー好きの男の子。ランドセルの香りが抜けないままブレザーの制服を着ている感じが微笑ましい。歳のわりにアプリコットやパープル系を好むセンス、うちのお得意様だ。でも、この子が来ると、なんとなく心落ち着かなくなるのはなんでだろう。
「ほら、ブレザーのボタン閉めて。寝ぐせも直ってないし!」
朝、あの子が店の前を通るときに大声で声をかける私。そんな口うるさい私についたあだ名が、2人目のお母さん、それが「二ママ」らしいい。
普段、好んでは選ばない赤系のバラ。でもこの時期は稼ぎ頭、背に腹は、だ。
「もーぼちぼちクリスマスだね。今日は素敵な赤バラが入ったからサービスしとくよ。君は嫌いかもしれないけど、たぶん、ママは喜ぶと思うから。」
「ママ、本当はいないんだ、ずっとパパと二人きり。」
その後、ほんの少しの会話だったけど、実際はママとの記憶もほとんど無いらしい。
「別に気にしてないよ、こんな空気、もう慣れてるし。赤バラはパパに言っておくよ、じゃねー。」
振り向かず、右手を上げて帰ってい行くあの子が小さくなっていく。
なんだろうこの既視感。
店に戻り、オーダー品のクリスマスを意識したいくつかのブーケを作る。色とりどりの花に囲まれた私、きっとこの瞬間を写メったら私だけモノクロに写っているような気がする。
かじかんだ両手に息を吹きかける。こんな時、ため息のほうが長く温かい。。。
サンタさんがいないことはもうずいぶん前に知っているけど、空気が澄んだ冬の夜空を見上げてつくため息は白く美しい。
「Import Roses」
今週の葛西店は輸入バラフェア。国産のバラがシャンパーニュだとすると、輸入のバラは、ボルドーワインのようにしっかりとした佇まい。このシーズンぴったりですね。そんな輸入バラのお問い合わせ、またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせはこちらまで!
株式会社フローレ21
葛西店
こういう状況も一目ぼれというのだろうか?
フロアは同じでも結構席が離れてる。彼女のワークエリアは東側で、僕は南側。
直接話したことは無く、たまに同じエレベータに乗り合わせたり、廊下ですれ違う程度の距離。顔だってすれ違う際に視界に入るぐらいだったから、先日の数秒間は正直驚いた。
その日、いつも使う南側のコピー機が壊れ、やむなく東側のコピー機を使うことになった僕は、彼女の後ろを通ることになった。
よくある話で、彼女が立ち上がった瞬間に、後ろへ流れた椅子に僕がぶつかり、「あっ、ごめんなさい」から始まった、ほんの少しの立ち話。
あらあら、こんなに可愛い人だったなんて・・・。
年上だと思っていたのに、たぶん、結構年下。眼鏡の奥の瞳は黒目がちで、とても大きい。
数日後、僕たちはドライブに出かけた。途中、海の見えるビストロでランチをし、取り留めもない話をしているうちに、気が付くと旧市街が夕日に染まっていた。
「もしよかったら、イブは一緒に過ごしませんか?」
既にX’masデコレーションで彩られたデパートのショウィンドウ。そのガラスに映る彼女に向かい、僕はそう告げた。
彼女はゆっくりと僕のほうに向きなおり、僕の右頬に承諾の代わりのキスをした。
そんな夢を見た。
その日以来、彼女を意識する日々が始まる。
たまに南側のコピー機の電源を落としたりもしたし、頻繁にエレベータに乗るようにもした。僕にしてみれば既にデートしているのだから「来週の週末もどう?」という心境ではあるものの、それが現実ではないと、理性が僕を諭す。
そんな悶々とした生活のせいか、営業先で大きなトラブルが起きる。原因は僕のポカミス。外出先から戻り仕事に取り掛かる。
「今夜はリカバリーで徹夜だな」カレンダーを見ると今日は12月24日。
「明日X’masじゃん。まっ予定はないけど」そう独り言ちると現実味が増した。
「お疲れさま。今夜は遅いみたいですね」気付くと彼女がすぐ側で立っている。
「今日の約束、明日にリスケしますか?それともこの仕事、さっさと2人でやっつけて遅めのディナーに行きましょうか?」
そんな不思議なX’masの夜のお話。
「コニファー」
街はもうX’masムードでいっぱいっですね。Instagramでも、こぞってリースの画像がアップされていたり。
そんな葛西店も、国内外のリース素材でいっぱいです。このチャンスお見逃さずに・・・!