今日のご紹介はヒマワリ「マジックラウンドアバウト」ユナイテッドフラワーさんより。
中心の赤と周りのコントラストがとても綺麗、中心の赤が茶色っぽいものや面積の少ないもの、
黄色の濃いものや白っぽいものなどのミックス束です。
色の違いを楽しんで使っていただけたらと思います。
ひまわり「マジックラウンドアバウト」のお問い合わせは
Flore21 葛西店 稲葉まで
お待ちしております。
品種名:ダブルクリックローズボンボン
産地:北海道 JA月形町 本田了さん
コスモス出荷はじまってます。
暑い日が続きますが、暦の上では立秋をすぎました。
なので秋です。秋って思わないと、秋を感じないまま終わって、冬になってる様なここ数年。
秋を感じたいです。
そして、名前が長いコスモス『ダブルクリックローズボンボン』
一重の可憐な軽やかさも良いですが、八重咲のがっしり感も素敵です。
僕は今、浮気をしている・・・。
不愉快な湿度をまとった罪悪感と嫌悪感が、僕に絡みつく。
大学の後輩の勧めで始めたInstagram。
サークル内の友人知人の日常を切り取った写真が日々アップされる。
それに対して「いいね」だったり、コメントをしたりして、昼夜なくコミュニケーションが取れるのが楽しかった。
操作に慣れてゆくにつれ、好きなタレントだったり、流行りのレストランや素敵な海外の風景写真などをアップしている人をフォローする。
フォローした方からのフォロー返しが嬉しかったりするし、フォロワーが増えると、何となく世間に求められているような感覚も楽しい。
そんなある日、ふと見つけたお花屋さんのInstagram。
花に対してそれほど興味があるほうではなかったけれど、そのお店のアップするお花達はどれも可愛くて、なぜか惹かれた。
「いつも素敵なお花の写真ばかりですね、毎回楽しみにしています!」
初めてコメントしてみた。
「ありがとうございます!お近くにお越しになる事あればお気軽にお越くださいませ!」
こんなやり取りから始まった、不思議な距離のある僕たちの関係。
{お花屋さん}の自撮りはアップされていないため彼女の顔は知らないけれど、彼女の作るブーケや、花にまつわるコメントなんかで彼女の雰囲気が分かる気がした。
「暑い日が続きますね。そんな日にはこんなお花はいかがですが?
ダークグリーンが素敵なこちら。お花の咲かないお花もあるんですよ。
フロックスのエンプティフィーリングス。」
「こんにちは。明日、近くに行く予定が出来たので、お伺いしても良いですか?先ほどアップしていたエンプティフィーリングスで自宅用のアレンジ作っていただけますか?」
「ありがとうございます!では、ぜひお待ちしております!」
そして僕は今、{お花屋さん}に向かっている。
昼の山手線は空いていて、立っている人もまばらだ。
そして僕は今、目の前に立つ女性に一目惚れをしてしまった。白いコットンのシャツがとても似合うショートカットの女性。
これから別の女性に会いに行くにもかかわらず・・・。
「こんな不誠実な気持ちで{お花屋さん}に会っても良いのか?」
「どーせ、単なるInstag繋がりだけだろう?別に彼女でもあるまいし」
僕の中で、僕と僕が、答えの出ない口論を始める。
ふと、Instagramのメッセージ通知が鳴る。
「ごめんなさい、急な打ち合わせが入って少し遅れてしまうかもしれません!」
「大丈夫です!僕も少し遅れそうなので。では後ほど。」
携帯をポケットに戻し、ふと見上げると彼女はすでに居なくなっていた。
「そうか、今の駅で降りたんだ。でも、これでよかったのかもしれないな。」
ピントの合わない思考のまま次の駅代々木で下車し「お花屋さん」へ向かう。思ったより駅から遠く
「最寄り駅は原宿じゃん」
そう独り言ちた。
外の強い日差しが入口のガラスに反射しほとんど中が見えない。意を決し中に入る。
「ごめんください、今日お花をオーダーしたものですけど。」
奥から{お花屋さん}が出てくる。
「ごめんなさい、さっきお店に戻ったのでバタバタで。こちらがご依頼のアレンジです。お気に召して頂ければよいんですけど・・・。」
想像通りの素敵なアレンジメントだった。そして、これは想定外だったな。
お花さん、白いコットンのシャツがとても似合うショートカットの女性だったなんて。
Fin
こんにちは。
ふと見上げると雲一つない青空。でも遠くを見ると絵にかいたような積乱雲。
夏ですね。(笑汗;)
さて、本日ご紹介した六合村の「フロックスのエンプティフィーリング」。
いかがでしたでしょうか?花が咲かない代わりにガクが成長したフワモコな感じ。
お問い合わせ、その他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせはこちらまで。
株式会社フローレ21葛西店 長友
TEL:03-5659-8750
夏にはあまり元気がないスカビオサですが、北海道にはビシッとした、スカしたビオサがいます!
上品さと可愛さを持ち合わせたこの品種、「ラベンダー」です。
紫色のグラデーションとスカビオサ独特のフリフリ八重咲きが相まってめちゃめちゃ可愛いです。
涼し気な表情も持ち合わせているのでこの季節オススメです!
個人的に後姿も好きです。ガクの形が可愛いのがスカビオサのチャームポイント!と思うのは僕だけでしょうか?
生産者:平尾元一(月形町)/北海道
【青天の霹靂】
読み方:“せいてん”の“へきれき”
青天の霹靂とは、思いがけず起こった衝撃的なことや驚くようなこと。
「青天」は「晴れわたった空」を、「霹靂は「雷」「雷鳴」を意味する古い表現。
まさに、今朝の母の一言は私にとって青天の霹靂だった。
いつもと変わりのない朝食の風景。左に座る父がいて、テーブルを挟んだ向かいに母が座る。
「汗をかくと塩分不足になるから、食欲がなくてもお味噌汁だけは飲みなさいよ」
「暑いと思わなくても、まめに水分を取らないと熱中症になるらしいから気をつけなさい」
そして、こう告げられた。
「そうそう、ようやくこの家に買い手がついたから、貴女も今週中に新しいアパート見つけといてよ。」
熱中症対策の話と実家売却の話は、同じトーンで話せる内容だろうか。。。?
「ほら、2丁目の角を曲がった交番の先に新しくできた老人ホームができたでしょう1階にコンビニがあるビル。
私たちも最近物忘れも多くなってきてるから、今のうちに、そういったところでお世話になったほうが良いわねってお父さんも話していたのよ。」
そういう理由らしい。
まー、交番は3丁目の角を曲がったところだし、老人ホームができたビルの1階は美容院。確かに、記憶がちぐはぐな感じ。両親も若くなってことだ。
午後から始めた私なりの断捨離。寝室が片付いたところで、解約した近所のレンタルルームからの荷物が届く。
私の四半世紀分の思い出の段ボールの数々。ここ何年も開けられていない荷物たちなのだから、本来は開封もせずに捨てても問題のないはずだ。
一応儀式的に開けた箱から出てきたのは、小学校の時に使っていた縦笛や辞書、こまごまとしたアクセサリー。
まとめて断捨離を決めた時にふと見つけた「卒業アルバム」の文字。
十数年ぶりに対面する私と私。
「あー、この頃は眉毛が太い。そうそう、マッキーの太いほうで書かれたような眉毛だわ」そして私の将来の夢「素敵なお嫁さん」
「ごめん、まだ貴女の夢、叶えてあげられてないわ。。。」
そしてアルバムから滑り落ちる1通の手紙。
昔、あれだけ苦労して覚えた歴史の年号や化学の数式はほとんど覚えていないけど、この手紙の中の1つ1つの文字が鮮明に思い出される。
小学校の卒業式を待たずに転校していった近所の男の子へ宛てたラブレターだった。
私の卒業アルバムにある将来の夢は、この男の子のお嫁さんになるものだった。
転校してもまた会おうねって書かれた手紙。道端に咲くラベンダーを添えたのも覚えている。
封筒にそっと顔を近づけるとかすかに香るラベンダーの香り。
ただあの日、小学校から帰る彼の隣に楽しそうに話す女の子を見つけ、この手紙をポストに入れることができなくなったのだ。
今にしてみれば他愛もない下校風景だが、当時の私にとっては、そうそうまさに青天の霹靂だった。
玄関を出ると、むせ返る様な夏の風が私を包む。小走りで向かう近所の郵便局。
十数年ぶりに投函されるこのラブレター、無事に届くだろうか。
外にでて空を仰ぎ見る。まさに青天。そして耳を澄ます。雷など聞こえない。
Fin
こんにちは。
今日も暑い一日でしたね、お疲れさまでした。最近では沖縄のほうが涼しいんだとか(笑)
さて、本日ご紹介した「ラベンダー」。
Flore21では、オンラインショップにて各種ドライ資材も販売しております。
スワッグやハーバリウムにも最適ですよ。ご興味のある方はこちらまで!
FLORE21@shop(アットショップ)
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株式会社フローレ21葛西店 長友
TEL:03-5659-8750