品種名:キャンドル
産地:神奈川県 國見さん
少し懐かしさがある、
SPバラ『キャンドル』
剣弁咲きの花。
毎年、丸弁の新しい品種が出てくるが、
わたしは、この咲き方が好みです。
スッとした花びら。
ツートンカラーの赤。落ち着いた雰囲気。
母の日にプレゼントするのは、このバラにしようかな。
今日は朝からついてなかった。
セットしたはずの目覚ましが鳴らず、気付いたのは、会社の始業時間。
急いで浴びるシャワーは止めたほうが良い。トリートメントを流し忘れた。
半渇きの髪の毛は、駅までの自転車で乾かすはずだった。そう、まさかの盗難。
この段階で諦めた。おおきく深呼吸して会社に電話。
「あのー、昨日から体調が悪くて、今日お休みさせて頂きます・・・」。
突然の休みも悪くない。何もしてないけど「自分にご美気分」。
天気も良いし、近所の交番まで、のんびり散歩することにした。
「あれ?あんなところにお花屋さんなんてあったっけ?」
ショウウィンドウに飾ってあるお花を見て、大昔の恋人を思い出した。
「No Woman no cry. Everything’s alright.」
「もう泣かないで、僕の可愛い人。僕が居なくなっても全てうまく行くよ。」
彼の大好きだった、ボブ・マーリー。確かに彼が居なくなっても全てうまくいってる。
とても、とても長い時間がかかったけど、今となっては全て過去の話だ。
「変わらず、ジャマイカで“レゲエ”歌ってるのかな?」
窓際にはイヤーミングデザート。テーブルには彼の好きだったラムのオンザロック。
なんとなく、よい午後だ。「全てうまくいっているよ。」
そう呟いて少し笑った。
~イヤーミングデザート~
希少なアマランサスの白。
モコモコですが、なんとなく涼しげな色合いですね。
一見、ボブ・マリーのドレッドヘアを思い出し、ストーリー仕立てしました。
輸入品なのでなかなかお届けできないかもしれませんが、あれば即買いですね。
本日ご紹介した「イヤーミングデザート」のお問い合わせ、
「なんだ、まだ居たのか。昨日も遅かったろ?後は任せて早く帰れ」
夜になると優しい上司・・・。
「また終電。私、なんか才能ないのかな。会議でも緊張して発言できないし。」
地下鉄の車窓に映った私の顔、疲れてる。心折れそう・・・。
「あれ?あんなところにお花屋さんなんてあったっけ?」
電車の窓から見えたお花屋さん。なんとなく、誘われるように立ち寄った。
そこに並んでいたダリア「オズの魔法使い」。遠い記憶がよみがえる。
小さな女の子ドロシーと愛犬トトが繰り広げる、オズの国で大冒険。
途中、「知恵が欲しいカカシ」「勇気が欲しいライオン」そして「心が欲しいブリキの木こり」と出会い、一緒に魔女探しの旅をするお話。
いつも大好きな父さんが聞かせてくれた。父さんの膝の上は私の特等席だった。
「あっ!」
旅の途中、彼らの欲しかったものはすでに自分自身の中にあったと気付くストーリー。
「きっと私にもあるはずだ、『知恵も勇気も前向きな心』も!」
なんだか、月曜日から、また頑張れる気がした。
そうだ、週末、久しぶりに実家に帰ろ。この「オズの魔法使い」を持って。
父さん、元気にしてるかな?
~オズの魔法使い~
パステルピンクのダリア
なんとも愛らしいネーミングの中型のボール咲き。暖かくなると同時にピンクが濃くなります。
本日ご紹介した「オズの魔法使い」のお問い合わせ、