show the flore in NY リポート vol.2

さる2017年1月20-21日の二日間に開催された、show the flore in NYのダイジェスト&リポートです。

開催当日~レセプション~二日目の様子をダイジェストでお届けします。

 

1月20日金曜日午後11時。準備も整い、しずかに開場。

どれだけの人が訪れてくれるだろう。。。誰もが心のうちで同じ言葉を反芻し、息をひそめて待つ時間。

本当に、来てくれるのかな・・・・。なんて。笑

すると、ポツポツとお客様が入っていらっしゃいました。

そして、まもなくして入っていらした、この嬉しいやわらかな笑顔が、福を呼んでくださった。気がしたのです。

ほどなくして、つぎつぎとお客様が入ってこられ、会場は一気になごやかな雰囲気に。

笑顔の花も次々に咲き、ギャラリーはより華やいだ雰囲気へ。

訪れる人たちの嬉しそうな表情を見つけるたびに、こちらまで嬉しくなりました。

そして朋友カナダより来たる、の一場面も。

 

 

イベント中、終始印象的だったのは、どの方も驚くほどに時間をかけて、じっくりとご覧になっていらしたことです。

興味深く作品に魅入る姿、花について質問される様子も多く見受けました。

引き続き、18時からレセプションがスタート。

あっというまに、人であふれかえるギャラリー内。

NYでご活躍のフラワーデザイナーも駆けつけてくださいました。

 

レセプション冒頭、弊社社長よりご挨拶をさせていただきました。

昨年末に発行した社報の中で「花は文化と共に発展してきた。ファションの世界で、エンターテイメントの世界で、花がどのような位置にあるのかも確かめてみたい。世界の多様な民族が混在しながら作り上げてきたものがニューヨークには存在する。そこでの花の役割は、どのようなものなのかも見たい。」と記した社長。

あいさつの中でも「私たちのモットーである”our flowers make you happy”が実現できればうれしい」と、さらなる夢の実現に向け、ゆるぎない自身の思いをスピーチに残しました。

 

つづいてデザイナー4人もご挨拶。

こちらはこのイベントを終始見守り、成功に導いて下さった陰の立役者、コーディネーター本下さん。

 

そしてお集まりいただいた皆様へは、ささやかながら、日本のお酒と食事でおもてなしを。

お食事は、NYでご活躍の料理家ミサコさんのShikiケータリングをお願いしました。

ご提案いただいたメニューに、さらに会場の雰囲気とのマッチングをイメージし、カラフルな色あいとバランス!とリクエストしたところ、

こんな春らしい色どりになって登場!

 

おかげさまで大好評でした。

ゲストも交え、デザイナーたちもリラックスした表情。

お花たちも。

 

引き続き、1月21日土曜日。前日の心地よい疲れと余韻を残しつつ、2日目も緩やかにスタート。

今日はそんな人は多くないだろう、なんて思っていたら、

油断することなかれ。。。

 

あっというまに人で溢れかえりました。笑

 

今回のイベントの主旨は「日本国産花きのPRと需要促進」。掲示した国産花きについてのキャプションに魅入る表情も多くみられました。

作品の前で記念撮影をする人も。

みなさんの熱心な様子に、どんな感想を持たれたのか、こちらも興味津々。

そう今回、ご来場者にアンケートをお願いしました。

 

そのコメントはデザイナー4人の作品とともに、vol.3でご紹介させていただきます。

 

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show the flore in NY リポート vol.1

さる2017年1月20-21日の二日間に開催された、show the flore in NYのダイジェスト&リポートです。

まずはプリパレーションの様子から。

メンバーがそろった水曜日、天気は曇りのち、ときどき雨。

NYの冬ともなれば、凍えるほどの厳寒をイメージするが易く、用意周到に身支度をしてNY入りをしたものの、着いてみれば東京とさほど変わらぬ気候に拍子抜け。

ともあれ、そのおかげで予てからの不安や、旅の疲れで委縮していた心も少しほどけた気がして、滑り出しはまずまず、といったところでした。

 

1月18日水曜日の朝。

日本から空輸された花たちは、デザイナーより先に現地入りしていたフローレスタッフにより丁寧に水揚げがさていました。

今回社内からは、葛西店から鈴木、大田店から宮内、世田谷店から川島の3人が参加。

朝9時30分、ギャラリーにメンバーも揃ったところで、まもなくして荷物も到着。さっそく荷下ろしからスタート。

 

…したものの、下してもおろしてもまだある。

なかなかの量です。。。

まだある。

まだある。笑

 

と、おろし終わったところで見渡せば、月曜日にNYに届いた花たちのコンディションは、すこぶる良好。

 

春先のデリケートな花たちが、どのような状態で現地に届くのか、無事に届いても、当日までそのコンディションが保たれるのか。

日本からもちこした不安から、やっと解放された気がしたのも、この時だったでしょうか。

どの花みても、デザイナーの手にかかるその時を、今かまだかと待ちわびているように見えるし、今にも咲きたい。という声が聞こえんばかり。

衰える様子もみせない植物の、純真なパワーを目の当たりにすれば、きっとこの花たちが、最後まで私たちの味方をしてくれるに違いない。そんな気持ちへと導かれた感を抱きました。

高千穂地区農協さんのラナンキュラスと、小山花園さんのスカビオーサ。

鈴木さんのトルコキキョウも

こんな華奢な花たちさえも、元気に私たちを迎えてくれました。

西岡農園さんのスイトピーも。

オガワ花園さんのダリアも。

 

さてこちらは設営前のギャラリーの様子。もとは真っ白のガランとした空間。

ちなみに、こちらhpgrp GALLERY は、東京南青山にもあります。

 

大地農園さんからは、デザイナー熊坂氏が手掛けたプリザーブドフラワーの大作が到着。

開梱作業も3人がかり。制作したデザイナー熊坂氏の顔が、その重量を物語っています。笑

 

輸送中にあった破損をデザイナー自らリペア。すべてのしごとが至極丁寧、細部にまで心が行き届いています。

 

設営もデザイナー自らの手で。兎角、このNYに参加した4人のデザイナーとも、その仕事ぶりはもはやデザイナーの域を超えていました。

職人?エンジニア?? 人の眼に触れぬような箇所にも、手を抜かぬ細密丁寧な仕掛け~仕上げ。なんでも自ら作り上げてしまう、豊かな技術とアイディアの数々には、ただただ感服するばかり。

 

『HiroyukiOka MONOGRAPH』の作品をパネル展示

 

花器をセッティングし、明日活ける花をイメージする山﨑氏。

ときになごやかに。皆の疲れの合間にみせる笑顔に、ホッとするひとときも。

 

そしてプリパレーション2日目。本番前日。いよいよ花が活けられていきます。

チューリップもパンジーも元気です。花からパワーをもらう、ってこういうこと。

 

 

 

手際のよいフローレのスタッフたち。彼らの流れるようなチームワークが、最後までこのイベントを支えました。

こちらは紅一点 zero two THREE 梶谷さん。

梶谷さんの手仕事には、準備の時から誰もが釘づけ。

ノスタルジックでもあり、プリミティブとも映るふしぎな世界観。

居場所を与えられ、デザイナーの想いに呼応する花たち。

身近な植物である野菜と花でつくる、文字通り flower-vegeTable

 

 

さあ開催当日へ。

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