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産地訪問:加藤洋ラン園 加藤英世さん(千葉県)

FLORE21

梅雨真っ盛りの6月26日、台風接近の余波を受けながら向かったのは、千葉県南房総市にある
「加藤洋ラン園」。
代表の加藤英世さんにご案内いただき、ミディファレノプシス栽培へのこだわりや、産地の歩
みについてお話を伺いました。


加藤洋ラン園(Instagram


シンビジウムからミディファレノへ

加藤洋ラン園の歴史は、昭和46年に英世さんの父・義明さんがシンビジウム栽培を始めたこと
が出発点。その後、平成18年に大輪ファレノプシスの栽培へ転換。

さらに令和元年の房総半島台風では地域最大級の被害を受けながらも、時代の変化を見据えた
品目転換を進めてきました。

平成期には葬儀需要を支えるカトレア切り花を中心に栽培していましたが、葬儀様式の変化や
コロナ禍による需要減少を受け、現在は婚礼やギフト、フラワーアレンジメントで活躍するミ
ディファレノプシスの生産に力を注がれています。


花栽培に適した無霜地帯

房総半島最南端の南房総市は、温暖な気候を活かした花づくりが盛んな地域。
大田市場から車で約1時間半くらいです。

南房総市を東から西へ

実は「加藤洋ラン園」さんにお伺いする前に「青木園芸」さんのオープンデーにもお邪魔しておりました!

(ハイドランジアで有名な「青木園芸」さん
2026年6月9日産地訪問記事は こちら! )

青木さんから加藤さんのところへ、車で約15分。
南房総市を東から西へ。

生産者さんの貴重なお話を聞き、ハウスいっぱいの花が見られるという、贅沢な一日です。

 


山に囲まれたのどかな風景にある、加藤さんの洋ラン園は、規模4,250坪。
そのうち1,550坪のスペースで作られるミディファレノの生産数、年間約250,000本!
(注:写真は周辺の眺めです)

猫スタッフのランちゃん。

作業場の冷房が寒くて、紙袋の中で
寝ていた猫スタッフの「ラン」ちゃん。
(担当:ネズミ捕り)

お邪魔しますね!

洋ラン園見学スタート。

加藤さん、よろしくお願いいたします!

ファレノ栽培の要、温度管理。

加藤さんは、株を育てる養成室と、低温を与えて花芽形成を促す開花室のハウス2棟を使い分けています。


ハウス内では、ファレノプシス栽培の要となる温度管理について詳しく教えていただきました。

2つのハウスを行き来し、
開花をくりかえす。

28度以下にならないよう管理されている養成室で株を育てた後、低温の開花室への引っ越しをすることで
「適度な寒さで花芽形成が促される洋ランの特性」
を活かし、開花時期をコントロール。

適温で株をすくすく育てたら
低温で花芽を出させ
きれいに咲かせたら暖かいハウスに戻り
元気な葉を増やし育てて
また開花用のハウスへ移動…

う~ん…手間暇どころじゃない。
ハウスいっぱいの株、移動させるだけで大変です!

「花芽、見えます?」

「どこ?」

「そこ、ほら」

「あーあるある!」

「低温入って二週間でこのくらいかな」

衛生管理も欠かせない。

火炎殺菌用のバーナー!
ウイルス病に弱い、繊細なランの剪定にはかかせないアイテムとか。

使う前にあぶって
使ったらまたあぶって

切り花いっぽんごとに、ハサミを殺菌…

うーん、すごい。
綺麗に咲くに決まっています!



今回の訪問で、一輪の花が咲くまでに、これほどの時間と手間がかけられていることに驚きました。
高級なイメージのあるミディファレノプシスですが、もっと気軽に手に取ってもらえる機会が増え、
多くの人にその魅力が伝わってほしいと思います。


加藤さん、お忙しい中ご説明&ご案内いただきありがとうございました!
お土産にいただいたお花たち、家で飾って楽しませてもらっています。

お花に関するお問い合わせやご注文は、下記の各店舗までお願いいたします♪


株式会社フローレツエンティワン

作成者 営業企画室 長峰

世田谷店

〒157-0074 東京都世田谷区大蔵1-4-1 世田谷市場内
TEL: 03-5494-8700  / FAX: 03-5494-8701

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