静岡県東伊豆町『稲取カーネーション』

■訪問日時:2022年10月14日

■都道府県:静岡県

■地域:稲取(東伊豆町)

■生産者名:

 田村丞さま(伊豆たむら花園/伊豆花人)

 八代英樹さま(伊豆花人)

 山田和司さま(Flower Farmつかさ/伊豆花人)

■生産品目:カーネーション

 

■品質最高!稲取カーネーションって?

 「10月からは徐々に質の良い国産のカーネーションが増えてくるから、よく見ておいたほうが良いよ。今市場にあるカーネーションは輸入品が多いけど、国産品はより繊細で綺麗だから。特に稲取カーネーションはしっかりしていて、供給も比較的安定していて最高。」

入社直後、上司から聞いた話です。今まで産地を意識して花を見たことがなかったため、いったいどんなカーネーションなんだろう、早く見てみたいなぁと思っていたところ、産地訪問の機会に恵まれ、先週東伊豆町・稲取へ行ってきました。

相模湾と駿河湾に面した伊豆半島の東海岸のほぼ中心、天城山(伊豆半島中央部の東西に広がる山)と相模灘(伊豆半島と房総半島との間の海域)に挟まれた、自然豊かな場所に稲取はあります。また伊豆半島でのカーネーション栽培は戦前から続いており、現在は稲取での生産が最も活発に行われているようです。

 

■高品質が保たれている理由は?

 今回お話を伺った3名の生産者さまは、伊豆花人(いずはなびと)というグループを結成し、定期的に集まり協力しながらカーネーション生産に取り組まれているそうです。(計8名のメンバーで活動中とのこと。)半島全体が山のため、それぞれ標高も地形も異なる土地に圃場をお持ちで、栽培状況や課題も三者三様。説明を受けている最中も、「私のところは〜だった。〇〇さんのところは?」といった具合に、活発に情報交換をされていました。

また、より良い状態で花を届けられるようにと、生産段階(市場出荷前の段階)での管理にも非常に気を使われていました。具体的には、

・水揚げに問題がないか?

・虫やカビに侵される心配がないか?

・水槽が綺麗な状態になっているか?

などを、一定の基準を設けてテストしているそうです。*¹

「いくら圃場で良いカーネーションを作っても、管理不備でその質を落としてしまったら全く意味がないからね。」と、Flower Farmつかさの山田和司さん。

これはもう、高品質と言われるのも納得です。稲取カーネーションは、生産者さまの知恵、時間と手間の賜物でした。

*¹…気温25℃、湿度50-60%の試験部屋で実施

 

■これからのカーネーションは最高ですよ、というお話。

 6月中旬から7月に掛けて植えたカーネーションの一番花(40cm前後)が、出荷時期を迎えています。カーネーションの生育は17℃前後が適温とのことなので、これから冬にかけて、もっともっと良いカーネーションが見られるそうです。楽しみですね。ちなみに気温が低いと、同じ品種でも”発色の深み”が増すそうです。

いくつかおすすめの品種をご紹介します。

‘バイパーワイン’  刺しがさり気なく入っていてお洒落♡
‘レディーシーン’ 配色が個性的で癖になりそうな可愛さです♡
‘シャララパープル’ ふりふり具合がたまらなく可愛い♡
’オルゴール’ 優しいオルゴールの音色が聞こえてきそうじゃないですか‥?はぁ、、良い色♡

以上、おすすめ品種のご紹介でした。上記含め、他にもいくつか品種ございますので、気になることがあれば先ずはお気軽にご相談ください。

伊豆花人の皆さま、この度は貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました。

また、これから稲取カーネーションを手に取っていただく皆さま、ぜひぜひ感想をお聞かせいただけると嬉しいです!

Flore21葛西店・依田

 

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北の純情倶楽部 堀田さん(ほりたさん)

6/12(金)に北海道長沼町に所在する北の純情倶楽部堀田さんのもとへ訪問しました。使い手の事をよく考えて作られている堀田さんの思いがとても伝わる訪問になりました。

まずはトケイソウの白。一株植えた物が年月を経てハウス一面に広がったようです。凄い生命力。ちょうど開花の時期で白の花がとても綺麗でした。一本で一気に咲くのでは無く順番に開いていくようです。ので長く楽しめます。

上の写真は全部トケイソウ。

こちらはユウギリソウのパウダーブルーです。茎と葉まで紫の貴重な品種です。今では堀田さん曰く「うちにしかないよ」ということでした。とても良かった~。出会えるといいですね。

トルコ桔梗はまだこれからでしたが楽しみな品種もありました。

ここには無いですが「プッチーノチョコ」に出会えるかもしれません。あのかわいいトルコです。とても楽しみ~♪

スカビオサも色々とありました。程良い大きさで茎の長さも有りしっかりとしていました。切り前が難しいようで「ボンボンシリーズ」のスカビオサは花が咲いてからでないと茎が固まらなくすぐに垂れてしまうそうです。とても勉強になりました。実際に圃場のスカビオサで比べてみると違いがとても良く分かりました。

これ位に咲いていないとフニャフニャなスカビオサになってしまいます。それぞれの花の特性を理解して作られているのはさすがです。

フロックスは各色有りました。こちらは息子さんが手掛けています。今は短いですが時期が来れば40センチ以上の物が出荷できるようになるようです。違った雰囲気になり楽しみです。

エキナセアはこれからです。がっちりとした仕立てでは無く細目だけどしっかりとした堀田さんらしい作りになっています。「この方が絶対かわいいよね」と。色々なお花屋さんの意見を参考にしながら堀田さんの感性が反映されていきます。

ナズナのグリーンドラゴン

今年は終わりですがオオニソガラムの珍しい色もありました。

アキレアの白。ひょんな事から作ることになった品種です。今年はまだまだ少ないですが来年は増量予定。ポンポン咲きがかわいいアキレアです。

クレマチスは魅力的な物がいっぱい。札幌花き園芸さんにはこのままの長さで出荷していました。長さは150センチ!これだけでも充分な想像ができますね。こちらの品種は「プリンスチャールズ」他にも個人的にヨダレがでそうな物がいっぱいいっぱい有りました。

「ルイズ・ロウ」                                              短いつまみで出荷していましたが花は大き目で持ち帰りたかった一品でした。

今回も見ることができたアリアム。とても良かった~

堀田さんのお話しにとても感銘を受ける事が多かった一日でした。とても為になり毎日毎日が勉強だと思った産地訪問になりました。              お忙しい中有難うございました!

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伊豆稲取カーネーション 

日時:2021/11/19

都道府県:静岡県

地域:伊豆稲取

産地名/生産者名:フラワーファーム 山田 司さん

        :八代秀樹さん

生産品目:カーネーション

今年もはじまっています稲取カーネーション!

しっかりとした品質を安定して出してくれる頼れるお二人です。

ちなみに山田さんは『バイパーワイン』の日本一を目指してます。

これからの時期の国産カーネーションはバリエーションも増え、花も充実していいんです!!

カーネーションは毎年植え替えをしてまして、来期の作付けのラインナップはだいたい12月までには決めます。苗の発注を種苗会社さんにしないと間に合わないのです。なので、今年の具合と品種の事を相談しにお伺いしてきました。

今年の作付けでいくつかご紹介。

品種名:バニャピンク

マットなピンクに粒々ピンク!ゆっくり咲く品種でがっしりとしてます。

品種名:バイパーワイン

花もいいですが、シルバーがかったステムが日に照らされてキレイなんです。

品種名:バイパー

バイパーワインからのたまに出てしまうものをまとめた時に山田さんは出荷してます。来期はバイパーの作付けを予定してます。

 

品種名:メタリカローズ

いい色なんです!光沢があり、キラキラしてます!

この花弁の色なんて、カーネーションでしか出ない色ですよね~♪

品種名:レディーシーン

山田さん、今年は正式名称で出荷です。

色合い癖があるけど素敵ですね。

 

来期の品種は11月終わりまでにいくつか候補を出させていただきます!!

また年明けたら、フェアと母の日のご相談もよろしくお願いします。

 

 

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