明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
ピンクにグリーンが入ったキク ロサーヌシャルロッテ
本日は成人式ですね。和装の晴れ姿にも似合いそうなオシャレなマムですね。
年内最後のブログ「今日のイチオシ」となりました。
気になる記事はございましたでしょうか?
ご愛読下さった皆様、一年間有難うございました。
さてさて、本題に入りますが、私の今日のイチオシは
ラナンキュラスのラックスティーバ。
ここ数年で流通量が増えてきた花弁に光沢があるラックスシリーズのニューフェイス。
シックなパープル系の色合いが魅力でとてもとても良かったです。
いいでしょ!!
年始の営業は1月5日から通常営業となります。
来年もフローレ21を宜しくお願い致します。
皆様、「良いお年を!」
花の市場まで車で30分。市場の朝は早い。
競りの開始は朝の7時だけど、希少花材や小ロット花材は場内の仲卸で調達する。
深夜、日付が変わるころから並べられる花材、目ぼしい花材は朝の4時には無くなってる。そんな時、いつも思う。みんないつ寝てるんだろう?
でも、そういう私もいつしか「深夜のミツバチ」に仲間入りしている。
「ニママ、おはようっ!いきなりですが、問題です。12月24日は何の日でしょう。チッチッチッ。。。」
「ピンポン、クリスマスイブ!って他に考え付かないけど、朝からどーしたの?」
「正解は、ママの13回忌!。まっ、そんなの知るわけないか。でも、今回ニママに、ママへのお供えのお花作って欲しいんだ。当日はパパと取りに来るからね。」
そう言ってまた、振り向かず右手を上げて帰ってく。もういい、この既視感。
でも、今年13回忌なんだ。中学生の彼にママの記憶がないのも頷ける。
20年前、あんな風に別れなければ。そして、あんな風に出会わなければ。そんな空しいタラレバの想いと、温もりが消えない記憶の断片が、店先に吹く木枯らしに舞っている。
「こんにちは」
13回忌の朝。何の変哲もないつも通りの朝。ただ、いつもと少し違うのは、今日はお父さんと一緒。たぶん、お父さんはこう言いたかったんだと思う。
「いつも息子がお世話になってます。なにか、ご迷惑をおかけしてませんか?」
でも、実際は違った。
「君だったんだね。」
いくつかの点と点が線でつながり、その線が20年の時間を超えて過去の点とつながる。そして、居心地の悪かった既視感が、今現実のものとして証明される。
「あの子の一つ一つのしぐさが貴方に似ていていたのね。」と私。
「あの子から聞く貴女のしぐさが、そう、あの貴女に似ていて」と彼。
「ねえパパ、もうママを自由にしてあげても良いんじゃない?パパがママを想っている限り、ママも天国で恋人できないよ。そう、今日からニママが、ママに、でどう?笑。」
クリスマス。久しぶりに思う、「みんなが幸せになりますように」
I wish for everyone’s happiness
Merry christmas!
「パロット咲きのチューリップ」
最近は、クオリティの高いラナンキュラスに押されがちなチューリップですが、媚びない美しさと存在感のパロット咲き。ようやく出荷が増えてきました。この後続くミステリアス、ブラック等とても楽しみです。ちなみにチューリップ全般の花言葉は「思いやり」。誰かを想うこのシーズン。ぜひご利用くださいませ!そんなチューリップのお問い合わせ、またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせはこちらまで!
株式会社フローレ21
葛西店
長崎県のフラワーガーデン寺尾さんの品物です。寺尾さんといえば、スカビオサが
有名ですが、このモロッコシリーズもいち早く取り入れて、年々品種も出荷本数も
増えてきているようです。
赤系は花色は明るくて、いい色ですがやや短め。オレンジは50㎝程の物もあり
シッカリとしています。
今年はわりと皆さん、抵抗なくこのラナンキュラスを選ばれて行きます。
このモロッコシリーズもだいぶ認知度が上がってきたように感じます。
愛知県 TOKIYAガーベラ
ビーバップ BE-BOP
意:モダンジャズの一種
リズム主体でアドリブ先行自由度の高い演奏
転じて自由奔放・気まま・移り気
50年代アメリカのロカビリー歌手のジーン・ヴィンセントが
“BE-BOP-A-LULA”なる曲をリリースし数多くカバーされるロックの定番です
Be-Bop-A-Lula,she’s my baby〜♪と 歌うラブソングでした(のろけソング?)
そんなビーバップですが
今はやりのセミダブル・ポンポン系
アプリコット系オレンジ〜ピンクの複色 なんとも言えない色味
この季節にぴったりですね
「なんでだろう、ドキドキしてる。」
東京では珍しい、地下鉄の始発があるこの街に越してきたのは7年前。
会社での、実ることのない不毛な恋愛にけりを付け、過去の記憶のリセットと追憶からの逃避をすべく、わずかな退職金と、あいつからの気持ちばかりの手切れ金で、この小さな花屋をオープンさせた。
越してきたころはまだ空き地や畑も残っていたこの街も、いつの間にか大きなマンシょンが立ち並び、新しいお客まさも増えてきた。
「ニママ、今日はこれにするね」
最近出来たマンションに越してきたというサッカー好きの男の子。ランドセルの香りが抜けないままブレザーの制服を着ている感じが微笑ましい。歳のわりにアプリコットやパープル系を好むセンス、うちのお得意様だ。でも、この子が来ると、なんとなく心落ち着かなくなるのはなんでだろう。
「ほら、ブレザーのボタン閉めて。寝ぐせも直ってないし!」
朝、あの子が店の前を通るときに大声で声をかける私。そんな口うるさい私についたあだ名が、2人目のお母さん、それが「二ママ」らしいい。
普段、好んでは選ばない赤系のバラ。でもこの時期は稼ぎ頭、背に腹は、だ。
「もーぼちぼちクリスマスだね。今日は素敵な赤バラが入ったからサービスしとくよ。君は嫌いかもしれないけど、たぶん、ママは喜ぶと思うから。」
「ママ、本当はいないんだ、ずっとパパと二人きり。」
その後、ほんの少しの会話だったけど、実際はママとの記憶もほとんど無いらしい。
「別に気にしてないよ、こんな空気、もう慣れてるし。赤バラはパパに言っておくよ、じゃねー。」
振り向かず、右手を上げて帰ってい行くあの子が小さくなっていく。
なんだろうこの既視感。
店に戻り、オーダー品のクリスマスを意識したいくつかのブーケを作る。色とりどりの花に囲まれた私、きっとこの瞬間を写メったら私だけモノクロに写っているような気がする。
かじかんだ両手に息を吹きかける。こんな時、ため息のほうが長く温かい。。。
サンタさんがいないことはもうずいぶん前に知っているけど、空気が澄んだ冬の夜空を見上げてつくため息は白く美しい。
「Import Roses」
今週の葛西店は輸入バラフェア。国産のバラがシャンパーニュだとすると、輸入のバラは、ボルドーワインのようにしっかりとした佇まい。このシーズンぴったりですね。そんな輸入バラのお問い合わせ、またはその他「お花の仕入れ」についてのお問い合わせはこちらまで!
株式会社フローレ21
葛西店